「首都圏でマイホームを建てたいけど、どうしたらいいの?」「そもそもどんな情報収集からはじめたらいいの・・?」とお悩みのあなた。まずは経験者の話を暇つぶしの一つにでも聞いてください。私たち夫婦がマンションと戸建てで悩み、結果的に戸建て住宅を建てるまでの経緯をご紹介します。今回は土地契約までのお話です。
不動産会社とハウスメーカーどちらに相談するべき?
「戸建て住宅を見つけたい!」と思ったら、大きく分けて以下2つの選択肢があるでしょう。
- 土地を確保して新築住宅を建てる
- 土地・うわものを含めた中古住宅を購入する
2つ目の中古住宅を選ぶ場合、相談するのは不動産会社一択になります。
ただし1つ目の新築住宅の場合、相談するのは不動産会社あるいはハウスメーカーになります。どちらに相談するのがいいのでしょうか?
どちらに相談するのが正解、という答えはありませんが、土地を見つける可能性を上げたいのであれば、どちらにも相談するのがいいでしょう。
不動産会社は希望に応じて候補となる土地を紹介してくれますが、自社の扱う情報しか出せないことから、希望に近い土地の候補が見つからない可能性があります。
一方、ハウスメーカーは家の設計や建築を行うだけでなく、複数の不動産会社と提携して候補の不動産情報を集めてくれるので、希望の土地が見つけやすくなるでしょう。
オープンハウスで契約することになったきっかけ
それでは、実際に私たち夫婦がオープンハウスで土地を購入したきっかけは、将来の資金のことを考え始め「住まいを見直そう!」と話し合ったことでした。
当初、私たちは1DKの賃貸マンションに住んでいました。駅から徒歩1分でアクセスは非常に良いものの、居住空間が狭いことに加え、家賃だけでなく駐車場代も高くかかるエリアだったことから毎月の出費が気になり始めた頃でした。
ある日スマホで戸建てやマンションの物件を見ていたところ、オープンハウスの広告から会員登録を行い、お電話をもらい中古戸建ての見学をすることになりました。
中古住宅は希望と予算と合わないことがわかった
予算は低めに見積もり中古住宅を見に行ったところ、立地に恵まれず、坂も多くリフォーム等の工事ができない物件という物件に出会い、厳しい現実を目の当たりにしました。「安くて条件のいい家なんてないんだな・・」と。
そこでその日は「もう少し情報を収集して決めます」とオープンハウスの営業の方に伝えました。
新築住宅や土地を見に行くことに
意気消沈した私たちでしたが、この経験をもとに二人の理想の立地や住まいについて話し合う機会が増えた気がします。その後、またオープンハウスの方から連絡があり、新築住宅を見る日を軽い気持ちで予約しました。ーなんとその日に契約を進める決断をしました!
マンションか家かで悩み家にきめた理由
もともと、手狭な賃貸マンションに住んでいた頃は、もっと広いマンションを購入して移り住むのもいいのではないかと考えていました。しかし私たちが探し始めたころはコロナの流行も落ち着いてきた頃でマンション価格は高騰が続いていました。加えて車を所有しており駐車場代もかさんでしまうことがネックでした。
また、夫が楽器を弾くので、騒音トラブルにならないかが不安でした。
せっかく住空間を購入するならば、周囲の人を気にせず暮らしたい。そしてできるだけお得に購入したい。そう思った私たちは戸建てを購入することに決めました。
正直、マンションに比べると駅から遠い戸建ては不便な点もあります。また、外壁や家の前の掃除など、自分で管理しないといけないことも多いので、戸建てよりもマンションの方が満足度が高いと感じる方もいるでしょう。
ご自身にとって譲れない条件を考えて、マンションか戸建てどちらにするか決めるといいでしょう。
土地を契約するまで
オープンハウスで土地を契約するに至った見学の流れをお話します。
営業の電話をきっかけに営業所へ
中古住宅の見学後、営業の方から電話をもらい、新築住宅の見学をすることになりました。
見学日当日は、まず営業所で希望の条件を話したうえで20軒分くらいの候補となるチラシを見せてもらいました。そこから4つに候補を絞っていたところ、オープンハウスの敏腕営業担当の方がひらりと持ってきて見せてくれたものでした。
「土地の周辺は非常に静かで街並みも比較的良い。ご希望の条件に近いのでは?」と提案を受け、確かにここも見に行ってみたいと希望を伝えて、候補と合わせて5ヶ所の住宅見学を行うことになりました。
予算は低めに設定し複数軒を見学
最後に紹介してもらった1軒以外は、予算を厳しめに見積もった住宅でした。広くていいなと思った家もありましたが、間取りや立地、最寄り駅の条件を考えると、「ここがいいな」と即決できる場所はありませんでした。
一番最後に契約することになった土地を見学
最後に見に行った場所は、建物がまだ建っておらず更地の状態でした。この場所に注文住宅が建てられることを聞き、「いいなぁ」と思ってしまいました。
その日に見に行った場所が建売住宅だったこともあり、どんなたたずまいになるのか不安な要素もありましたが、周囲を歩いてみて立地が非常に良く、「ここに決めよう!」と夫婦二人で意見が合いました。
首都圏の中でも今後人口増加が見込めるエリアだったことから、土地の価値が急激に下がることも少ないだろうと考えられたことも大きな決め手の一つです。
その日のうちに契約手続きを終える
見学を終えたのは昼過ぎで、そこから近くの営業所で土地の仮押さえの手続きをしました。その際に100万円ほど、契約時に必要な支払い、という意味合いですぐに入金を依頼された記憶があります。
「その日に大金が必要なのか!」と驚いたことを覚えています(笑)。
そこから、朝尋ねたオープンハウスの営業所に戻り、ローンの審査や契約手続きを行いました。なんと、この手続きが夜の23時すぎまでかかりました。
なぜそこまで時間がかかるかというと、土地の契約には「重要事項説明」を経て契約を行う必要があるからです。この重要事項説明の読み合わせに、非常に時間がかかります。分厚い紙の束を一枚一枚読み進め、数えきれない量のハンコを押して押して、押しまくりました。
そうして、ついに朝9時から訪問したオープンハウスの営業所から無事出ることができたのです。土地や家を契約するって本当に一大事ですね・・・。
オープンハウスで土地を契約してよかったこと
オープンハウスで土地を購入してよかったことは、「都心や首都圏の土地を多く所有しているので候補が多い」ということです。首都圏でマイホームを購入するとなると、土地が広くなるほど夢が遠のきます。しかしオープンハウスは広い土地を買い上げそれを2,3分割し、「これなら買えるかもしれない・・?」と現実味のある土地価格にした不動産を大量に持っているのです。
土地との出会いは、運とタイミングなので、ご自身の予算額に合う不動産を多くもっている会社を探すと良いのではないかと思います。
オープンハウスで契約すると後悔しそうなこと
「ハウスメーカーは自分で決めたい」と考えている方にはおすすめできません。
なぜなら、土地の購入費用は相場よりお得とは言えないからです。
オープンハウスで土地契約を行うと、「オープンハウスディベロップメント」というグループ企業の建築会社で建築を行うことを勧められます。特に建築会社に制約はないので他のハウスメーカーを選ぶこともできますが、土地契約時に「建築費用とセットで考えればお得」、となるような見積もりとなっています。
建物の建築費用は、オプション無しでなんと1200万円ほどでした。
そのため、私たちもそんなにお得なら、、ということでオープンハウスディベロップメントに建築をお願いすることにしましたが、希望のハウスメーカーがある方は割高に感じてしまうと思うのでおすすめはできません。
まとめ
中古住宅やマンションのメリット・デメリットを夫婦で考えたうえで私たちは新築住宅を建てました。土地は希望に合う立地だったので、よかったな!と思える決断ができました。
次は住宅の建築での経験をお話します。それではまた。